【IT転職】未経験者は知っておきたい!ITエンジニアの仕事内容を紹介!

ITエンジニアはIT(情報技術)に関する知識やスキルを持った技術者の総称です。

現在、ITエンジニア不足が深刻な問題になっていることから、一部のIT企業では若手人材を育てるつもりで未経験者を採用する動きも広がっています。

そのため、年収が比較的高くスキルアップもしやすくて、将来にわたって安定して稼げそうなITエンジニアに魅力を感じている人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ITエンジニアの仕事内容についてポイントを絞って紹介します。

ITエンジニアの仕事内容が分かれば、転職する際の仕事選び・企業選びがやりやすくなります。さらに、面接でよく聞かれるキャリアプランも描けるようになるでしょう。

本記事をIT転職に役立ててください!

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴

●アジア1位の人材会社JACへ新卒入社
●2社目で人材紹介事業の役員として4年経験
●現在は株式会社Neutralの代表(32歳)
●「将来のイメージ」を持てる転職支援
●支援人数を6名に絞り深く伴走するキャリア支援
●23年は、年間58名の友人紹介でキャリア相談
●家族:奥さん・1歳の子どもと生活しています

 ⬆️実際に杉井が大手人材会社様主催でセミナーをしていた際の写真

IT転職でITエンジニアが人気の理由

ITエンジニアは将来性のある職業です。コロナ禍を経験したこともあって日本社会のデジタル化が推進されており、ITのシステム・インフラには今後とも安定的なニーズが見込まれます。

ITエンジニアの年収が比較的高いのもIT転職の魅力の1つです。IT業界の給与水準は全業界の平均年収を上回っています。ITシステムの構築には多くの優秀な人材が必要という背景もあってのことでしょう。

AI(人工知能)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、IoT(モノのインターネット)をはじめとする新技術が続々と社会に浸透し始めているというのも、ITエンジニアにとってはうれしい状況ではないでしょうか。ITエンジニアの活躍の場は確実に広がっています

ITエンジニアへの転職は著しい売り手市場になっていることから、IT転職希望者にとっては有利な条件で転職できる可能性が高いといえるでしょう。

IT業界では深刻な人手不足が続いており、エンジニア(IT・通信)の転職求人倍率は2023年11月時点で11.51倍と非常に高い値を示しています。
(出典:doda「転職求人倍率レポート」https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

人手不足対策のため、IT企業には未経験者を積極的に採用しようとする動きも見られます。

ITエンジニアはメリットが多く人気の仕事

ITエンジニアのメリットはたくさんあります。

先ず「スキルが身につく」ことです。「手に職をつける」といってもよいでしょう。スキルを身につければ稼げるようになります。高レベルのスキルがあれば年収アップにつながるでしょう。

IT業界は実力主義の世界です。実力・実績が認められれば昇進しやすく、一方で独立してフリーランスで活躍する道も選択できるようになってきます。

ITエンジニアがプログラミング・設計手法など必要なスキルを十分に習得していれば、ITシステムを正しく動作させることができるでしょう。ITエンジニアの実力はシステムが教えてくれます。

次に、「仕事に困らない」こともITエンジニアのメリットです。ITシステムの開発・ITサービスの構築・ITインフラの運用管理などの仕事は増えており、今後も強いニーズがあると予測されています。

IT業界の人手不足は改善の見通しが立っていません。実力のあるITエンジニアは将来にわたって引く手あまたの状況が続くのではないでしょうか。

ITエンジニアの特徴として「働き方の自由度が高い」ことが挙げられます。ITエンジニアの仕事は主にデスクワークであり、パソコンとインターネットがあれば多くの業務をこなせます。リモートワーク・テレワークとの相性がよい職種といえるでしょう。

ITエンジニアの種類と仕事内容

IT技術は進化を続けており、それに対応してITエンジニアの種類は多種多様になってきています。

ITエンジニアの種類は大きく5種類に分けられます。細分化された主な職種を含め以下にまとめました。

・システムエンジニア
  ・システムエンジニア
  ・プログラマー
  ・テストエンジニア

・Webエンジニア
  ・フロントエンジニア
  ・バックエンドエンジニア

・インフラ系エンジニア
  ・サーバーエンジニア
  ・ネットワークエンジニア
  ・クラウドエンジニア
  ・セキュリティエンジニア
  ・運用保守エンジニア 

・ITコンサルタント

・セールスエンジニア

注記
ITエンジニア5種類の1つとして掲げた「システムエンジニア」は「開発エンジニア」と呼ばれることもあります。

ITエンジニア5種類の仕事内容は以下のとおりです。

システムエンジニア

システム開発の全般に関わる技術者です。主に上流工程に分類される要求分析・要件定義と設計の業務を担当します。

ITシステムに関する幅広い専門知識が必要です。また、システム要件や設計が適切かどうかを確認するために顧客との打合せが頻繁にあり、コミュニケーション力・ヒアリング力・問題解決力・交渉力などのヒューマンスキルが求められます。

併せて、下流工程の製造・プログラミングやテストも含め開発業務全体を把握していなければなりません。小規模なプロジェクトでは、システムエンジニアが下流工程の業務も担当していることがあります。

Webエンジニア

WebサイトやWebサービスに特化したシステム開発を行う技術者です。Webを通して提供されるサービスの利用が活発化してきており、Webエンジニアの役割はますます高まっていくでしょう。

ネット上で買い物をするサイトや多くの人が使っているSNS構築の際にもWebエンジニアが活躍しています。

また、専用回線を使って大量の情報をやりとりする従来型ITシステムに比べて、新しく出現したインターネット回線・Web技術を使ったシステムは規模が小さくなっています。

このため、小回りが効くのがWeb業界の特徴です。Webエンジニアはシステムの企画・設計だけでなく、プログラミング・運用データの解析、Webマーケテング部門との調整まで1人で担当しているケースもあります。

インフラ系エンジニア

ITシステムをインフラの面から支えているのがインフラ系エンジニアです。ではITインフラとは何でしょうか? ITインフラは様々な情報システムを稼働させるための基盤であり、各種データを提供するサーバーやネットワーク、ソフトウェア類などで構成されています。

インフラ系エンジニアの主な仕事は、以下のとおり設計・構築・運用保守の3つです

インフラ系エンジニアの主な仕事

・設計
 ・構築するインフラの要件とりまとめ・設計 

・構築
 ・サーバーやネットワーク機器の設置・配線
 ・ソフトウェア類の試験・各種設定

・運用保守
 ・運用状況の監視・パトロール
 ・運用データの解析
 ・予防保守・定期保守・臨時保守

上記業務のうち運用保守は難易度が低く、未経験者向きです。

入社後にITインフラに関して知識を深め資格を取るなど努力していけば、設計・構築の仕事に従事する道も開けるかもしれません。最初はITインフラの監視・パトロール業務に従事することを条件として未経験者を受け入れている企業もあります。

今後ITインフラはますます増加し、その重要性も高まっていくでしょう。

ITコンサルタント

ITシステムを活用してユーザー企業の経営課題や業務課題の解決を支援するコンサルタントです。システム開発企業に所属していることが多く、ユーザー企業の経営とシステムとの橋渡しをする役割を担っています。

具体的には、ユーザー企業の経営戦略に基づいたシステム化構想を策定し実現可能な計画を立案するのが主な仕事です。ITコンサルタントはユーザー企業の経営課題の分析、ITを活用した解決策の提案などを行います。

システム開発の観点から見れば、ITコンサルタントはシステムエンジニアよりもさらに上流の工程を担当しているといえるでしょう。

すなわち、システムエンジニアがITシステムの開発・設計を行うのに対し、ITコンサルタントはユーザー企業のビジネス目標やニーズを理解して適切なIT戦略を立案します。

このため、IT開発企業でシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーを経験するというステップを踏んでからITコンサルタントになるのが一般的です。

ITコンサルタントはITシステムのことだけではなく、ビジネス全般の知識・知見も身につけておかなければなりません。高度な業務を担当するため、ITコンサルタントの給与水準はシステムエンジニアよりも高くなっています。

未経験者からITコンサルタントを目指そうとするのであれば、IT企業においてシステムエンジニアを経験するなど、多くのキャリアを経て実績を積み上げていきましょう。

セールスエンジニア

製品の販売や受注を促進するために営業の現場で働くエンジニアであり、技術面に特化した営業職ともいえます。

顧客に対して説得力のある技術的な説明・提案を行う必要があり、十分なITの専門知識・スキルを持っていなければなりません。お客様に接する機会が多い職種ですので、高いコミュニケーション力も求められます。

ITエンジニアとしての経験を積んだ後にセールスエンジニアに転身するケースが多く見られますが、営業職の人が技術的な知識を身につけセールスエンジニアとして活躍することも可能です。

IT転職する前にキャリアプランを描こう

ITエンジニアになって活躍するための第一歩として、転職活動における志望先企業への応募時までにはキャリアプランを考えイメージできるようにしておきましょう。

IT転職未経験者の場合、転職前のキャリアプラン作りは特に重要です。20代の未経験者であっても、ITの仕事での経験や実績がない状態で採用を勝ち取るのは容易ではありません。

自分で主体的に調べ思考してキャリアプランを立てたという行動力・思考力・計画力と熱意をアピールできるようにしておいた方がよいでしょう。

IT業界の仕事は細分化された各職種によって分業されており、ITエンジニアの職種ごとに必要な技術の専門性が異なります。さらに、IT技術は進化が早く、今までになかったITサービスが次から次へと生まれてきています。

このため、入社後に新技術を用いたシステム開発などの業務を担当する場合には、事前に新しい専門知識やスキルを習得して対応できるよう努力する必要があります。

その際に自身のキャリアプランがあれば、新たに何をどのように学んだらよいのかの道筋が見えていますからスムーズに対応できるでしょう。

種類が多いからこそ自身の目標を明確にする

ネットで調べただけでも、ITエンジニアの種類は細分化された職種で20~30種類くらいあります。IT技術の進歩は日進月歩ですから、実際の種類はもっと多いかもしれません。また、今後もさらに増えていく可能性も高いでしょう。

これだけたくさんの種類があると、自分にどれが合うのか迷ってしまいますよね。しかし、面倒で時間がかかっても、IT転職を考える際には自分にとって適性のある職種は何かをよく調べ見極めていきましょう。

ITエンジニアは職種によって専門技術が大きく異なりますので、多くの場合、転職時に選んだ職種の技術については入社後も学び続けスキルアップしていくことが求められます。ですから、初めが肝心です。全力をかけてIT転職前の職種選びをしてください

次に、キャリアプランもできるだけ具体的に考えてみてください。

入社後、どのような道筋でキャリアアップしていったらよいのか大まかなイメージを描き、それをもとに何を経験しどのようにスキルを磨いていけばよいのかを書き出し、具体的目標として整理するのをおすすめします。

大まかなキャリアアップイメージの例を2つ以下に示します。参考にしてください。

ITエンジニアのキャリアアップイメージ

例1:システムエンジニア

システムエンジニア
              
  プログラマー
        
テストエンジニア
(プログラム等の動作チェック担当)

例2:インフラ系エンジニア

セキュリティエンジニア
    
ネットワークエンジニア
    ↑
運用保守エンジニア
(ITインフラの監視担当)

注記
テストエンジニアと運用保守エンジニアは、未経験者採用可で求人募集している企業が多数あります。

まとめ

今回は、ITエンジニアの種類と仕事内容を紹介するとともに、IT転職前にキャリアプランを描くのが重要であることについて解説しました。

IT業界ではITエンジニア不足が深刻な問題になっていることから、一部のIT企業では若手の有望な未経験者を採用して育てていこうとする動きが見られます。

ITエンジニアは将来性が高く、「スキルが身につく」「年収が比較的高い」「仕事に困らない」「働き方の自由度が高い」など多くのメリットがある職業です。

ITエンジニアの種類は大きく分けて以下の5つです。

・システムエンジニア
・Webエンジニア
・インフラ系エンジニア
・ITコンサルタント
・セールスエンジニア

ITエンジニアは細分化された職種ごとに専門技術が異なることもあり、転職活動段階の企業選びの際に応募する職種を判断する必要があります。また、面接時だけでなく入社後のことも考えて応募前にキャリアプランを描いておくとよいでしょう。

本記事がIT転職をお考えの皆さんのご参考になれば幸いです。

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