IT転職が多いとやばい!?転職回数の有利不利について解説!

IT業界は転職をする人が多い業界の1つです。しかし転職をしたいと考えたときに「転職回数が多いと、採用で不利になるのでは?」と不安になることもあるでしょう。

そこで、この記事では、ITエンジニアの転職事情について解説していきます。この記事を読むことで

  • 転職するITエンジニアが多い理由
  • あなたが今、転職したら有利か不利か?

がわかるので、じっくり読んで理解を深めてくださいね。そしてそれを参考に、納得のいくキャリアプランを考えていきましょう!

<<Neutralメディアの他社記事との違い?>>

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴(32歳)

●新卒でアジア1位の人材会社JACへ入社
●2社目で人材事業の役員4年
●(株)Neutral設立
●エージェント歴9年
向き合う転職支援を徹底
●奥さん・1歳の子供と生活

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IT業界は他の業界に比べ転職が多い

IT業界は転職が多いことで知られています。

なぜ転職が多いのでしょうか?その理由を解説していきますね。一般的に抱かれがちなな転職のイメージと違う部分もあるので、その点を知っておくことで転職への考え方が定まるでしょう。

半数以上が転職を経験

IT業界は転職が多い業界です。一般的には転職回数が多いと「すぐに辞めてしまう人材として、採用では不利になる」というイメージを持っている人が多いでしょう。

ですがIT業界では、転職回数が多ければ不利になるとは限りません。ITエンジニアの半数以上が転職を経験していることからも、他の業界に比べて転職のハードルは低いことがわかりますね。

IT業界は企業によって業務内容が大きく異なるため、選択できる職種もさまざまです。そのため1つの企業で働き続けても、経験できることには限界があります。

そういう事情から、変化の大きいIT業界の流れについていくために転職しスキルアップすることがIT業界内での共通認識となっているのです。

キャリアアップの手段としての認知度が高い

前述したとおり、IT業界は企業によって専門の業務があります。そのためキャリアアップを目指すなら同じ企業で経験を積むよりも、転職でより多くのスキルを身に付ける方が良い場合も多いのです。

またIT業界では、スキルがあっても会社の制度のために出世できないエンジニアが多くいます。そのようなエンジニアを狙ったヘッドハンティングも行なわれており人材確保の動きが活発になっていることが特徴です。

また業界全体で慢性的に人手不足が続いているため、キャリアアップのための転職なら歓迎するという企業も数多く存在しています。そういった風潮も、ITエンジニアの転職が多い一因です。

杉井

ITエンジニアがスキルアップやキャリアアップを考える場合は、転職を積極的に視野に入れましょう!

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IT業界が転職回数が多い理由

IT業界は転職回数が多くなりがちな理由をさらに詳しく見ていきましょう。主なものを3つ紹介しますね。

業界の傾向をよく理解してから転職を考えることで、あなたにとってより良いキャリアを積むことができるでしょう。

IT業界の人材不足

IT業界では人材不足が続いています。2030年には最大79万人程度の人材が不足する」という経済産業省の予測もある程です。(参照:経済産業省|IT人材育成の状況等について

人材不足の大きな理由として

  • IT需要の拡大
  • 労働人口の減少
  • 業界全体のスキルアップの難航

が挙げられます。

私たちの生活で多くの物事がIT化されていることから、ITエンジニアの需要が高いことは想像ができるでしょう。この点については後ほど詳しく解説しますね。

IT需要拡大の他にも、少子高齢化による労働人口の減少や業界全体のスキルアップの難航が重なり、今日のIT業界では人材不足に歯止めがかかりません。

こうして見ると、IT業界にネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんね。ですがスキルアップやキャリアアップに対してやる気がある人にとっては、チャンスの多い業界であるとも言えます。人材が不足しているということは、転職先が見つかりやすいということでもありますからね。

スキルアップや待遇改善の手段

先ほども触れたように、一口にITエンジニアと言っても企業によって必要とされるスキルや身に付くスキルはさまざまです。そのためスキルアップの手段としての転職は、IT業界では決して珍しいことではありません。

また業界内での企業のポジションなどによって、待遇にも差があります。それは個人のスキルとは関係ない場合が多いので、待遇の改善を求めて転職する人が多いのもIT業界の特徴です。

IT人材の需要拡大が続いている

IT人材の需要はどんどん増えています。私たちの身の回りを見ても、さまざまな物事がIT化されていますよね。買い物ひとつでも、クレジットカードやスマートフォンでの決済が当たり前の時代です。

さらに小学校の授業でも、1人1台ノートパソコンを使うようになっています。そういった日常のごく一部だけを見ても、IT人材の需要が増えていることがわかりますね。

また農業や漁業といったITとは関係ないイメージを持たれがちな業界でも、近年はIT化が進んでいます。

さらにシステムは一度導入して終わりではなく定期的なメンテナンスが必要なため、ITエンジニアの需要が増え続けているのが現状です。

それでも世界的に見れば日本のIT技術はまだまだ改善の余地があると言われていて、より高いスキルを持ったITエンジニアが求められています。

杉井

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転職回数の有利不利はケースバイケース

くり返しになりますが、ITエンジニアは転職が多い職業です。とはいえあまりに転職回数が多いと、不利になる場面もあるのでは?というのが気になりますよね。

ここからは転職で有利になるケースと、不利になるケースを解説していきますね。

転職理由が大きくかかわる

IT業界は大手SIerを一次請けとして、開発を下請けへ発注するピラミッド構造となっています。開発の規模が大きくなると、二次請けから三次請けと多重構造になることも少なくありません。

下請けの予算や納期は発注側によって決まるため、下請け企業の待遇は下がる場合が多いです。そのため待遇の改善を求め転職するITエンジニアも多くいます。

つまり下請けで経験を積んでから、ピラミッド構造の上に当たる企業へ転職するということですね。これがIT業界でよくあるキャリアアップのための転職で、採用では比較的有利になります。

ただし面接では待遇への不満をストレートに口にするのではなく、今後のキャリアについて前向きに伝える工夫が必要です。

杉井

嘘をつくのは良くありませんが、伝え方を工夫するのは大事ですね♪

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転職回数が多くて有利になる場合

一般的に転職回数が多いと「仕事を続けることができない人」という印象を与え、採用で不利になりがちです。それに比べてIT業界では、転職回数が多くても有利になる場合があります。

とはいえ、IT業界なら転職回数は関係ない!というわけではありません。そのため転職回数が採用にどのような影響があるのかを把握しておきましょう。

ポイントは転職回数や転職理由を強みにすることです。それはどういうことなのか、具体的に説明していきますね。

スキルアップにつながっている

Web系言語のスキルを磨きたいと思っても、会社の都合で特定の言語しか使えないケースがあります。そのためにスキルアップが難しくなるなら、転職を検討するのが良いですね。

ITエンジニアはスキルが増えるにつれて、担当できる業務範囲も広がっていきます。より高いレベルの仕事をするには、新しいスキルを学べる環境への転職が必須となります。

その場合は転職することがスキルアップにつながるので、採用担当者から見ても好印象の転職となるでしょう。

実績がある

企業によってプロジェクトの内容はさまざまで、担当業務によって必要なスキルは異なります。そのため1つの企業で働き続けていると、その知識やスキルは固定されがちです。

転職することで多様な業務に関わり、どのプロジェクトでも成果を上げていることをアピールできれば「どんなシステムにも対応できる人材」という風にとらえられます。そうなると転職回数が多めでも、不利にはなりません。

IT業界の採用では、基本的にスキルが重視されます。求人票の条件を満たすスキルを持っていれば、転職回数の多さも有利に働きます。

杉井

転職を考えるときは、自分のスキルや実績をすべて洗い出してみましょう。

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転職回数が多くて不利になる場合

転職に対するハードルが低めなIT業界と言えども、短すぎる期間での転職を繰り返している場合やスキルを持っていない場合は、不利になりがちでしょう。

ここからは転職回数が多くて不利になるケースを詳しく見ていきましょう。

短期間で転職を繰り返している

転職回数が評価されることもある一方で、転職理由によっては不利になることもあります。残業の多さや人間関係を転職理由として伝えてしまうと、マイナス評価となるでしょう。

たとえ即戦力であっても、新しい仕事に慣れるにはある程度の時間が必要です。すぐに退職してしまうようでは、スキルの習得も難しくなります。

そのため働いた期間が短すぎる場合は、採用されづらい可能性が高く要注意ですね。

転職毎のスキルアップがない

IT業界の転職はより高いレベルを求めたものが多いですが、転職回数に比べてスキルが足りていない場合はマイナスイメージとなります。具体的には以下の理由が挙げられます。

転職で不利になる理由

  • 転職でキャリアアップしていない
  • 同じような転職を繰り返している
  • 転職が意図不明

転職回数が多いだけで実務時間が短いと、経験が少ない印象になります。スキルが身に付いていない場合は教育コストがかかるため、企業が採用をためらうこともあるでしょう。

杉井

スキルに自信がない場合は、これまでの転職で得たものが少しでもないか振り返ってみましょう。

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まとめ

ITエンジニアは転職でキャリアアップを目指す職種です。実力が重視されるので、転職理由をしっかりと説明できるなら転職回数は問題になりません。転職がスキルアップや実績につながっていることをアピールしましょう。

しかし短すぎる期間での転職を繰り返していたり、スキルアップをアピールできない状況ではマイナスイメージとなる可能性が高く要注意です。

悪いイメージをカバーするにはポジティブな転職理由を伝え、どんなビジョンを持って転職したのかをしっかりと説明すると良いですね。

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