転職エージェントは複数利用をおすすめします。転職エージェントに2社以上登録して併用すれば、自分に合うエージェントを見つけやすくなるからです。
転職エージェント複数利用時の注意点は、「求職者は各エージェントに対して他社状況(他のエージェント経由での応募・選考の状況)を伝える必要がある」ということです。
他社状況を伝えるのは「面倒くさい!」と思う人もいるかもしれません。でも、他社状況の報告は難しくありません。報告の仕方は基本マナーとして容易に身につけることができますよ。
本記事では、転職エージェントを複数利用する際に、求職者と各エージェントとの間で他社状況の共有が必要な理由や求職者がおさえておくべきマナーを解説します。
他社状況を伝えるための例文も紹介していますので、参考にしてください。
転職エージェントは積極的に活用しましょう!
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転職エージェントの複数利用は原則報告
転職エージェントを複数利用している時は、他社を利用していること、他社での転職活動の近況報告を行ってくださいね。
ただし、たとえば近日中に転職エージェントを退会予定といったような事情があって、連絡しなくても問題が生じない場合には報告の必要はありません。
転職エージェントの複数利用と他社の状況を報告する理由は、以下のとおりです。
求人紹介の重複を避けるため
転職エージェントに複数登録する場合の他社に報告する必要がある理由の一つ目は、求人紹介の重複を避けるためです。求人紹介が重複してしまうことは、転職エージェントを複数利用した際によくあることです。
現在紹介を受けている求人を伝えることで重複して紹介を受ける手間を省くことができます。また、求人が重複しているとそれに埋もれて重複していない求人を見落としてしまう可能性もあります。
より効率的に転職活動を進めるためにも、転職エージェントに複数利用していること、またその転職エージェントから紹介してもらっている求人を伝える方がいいでしょう。
スケジュール調整を行ってもらうため
転職エージェントを利用すると情報収集や企業とのスケジュール調整などの手間や時間を省くことができます。しかし、転職エージェントとの面談や企業との面接など、スケジュールの確保が必要となってきます。
転職エージェントの複数利用を伝えていないと、それぞれの転職エージェントとの予定で休日が埋まってしまい、プライベートの時間が確保できない可能性があります。
また、面接を受けたい企業の優先順位等もあるかと思います。そこは「転職エージェントに嫌な顔をされるのでは」など考えず、素直に現状を伝えた方が、無理なくスムーズに転職活動を行うことができるでしょう。
他社状況の報告が必要な理由をご理解くださいね。
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転職エージェントの複数利用時の5つのマナー
転職活動をスムーズに進めるためには、利用している転職エージェントの担当者が求職者の活動状況を分かっている必要があります。
求人紹介やスケジュール調整に関するトラブルを回避するためにも、求職者は転職エージェントとの間で的確でタイムリーな連絡調整をしなければなりません。
そこで、転職エージェントとの連絡調整を確実に行うために、求職者が最低限おさえておくべき5つのマナーを解説します。
他社の転職進行状況は伝える
他社の転職進行状況をいちいち伝えるのはよく思われないのではないか、と考える人もいるでしょう。、なかなか言うタイミングは掴めないという人も少なくありません。
面接の日にちが決まったなどのあなたの今の転職状況は、他社にも伝えた方がいいでしょう。何故なら、転職エージェントごとに進度が異なる場合、あなたが不利になってしまうからです。こちらのエージェントではすでに面接は終え、内定待ちの状況なのにもう一方はまだ、企業を絞り込めていないなどといった場合、すでに内定を受けた企業へ返事ができず困ってしまいます。
転職エージェントを複数利用する場合進行状況をそれぞれ伝え、進度をそろえた方がいいでしょう。
新しく登録した場合も連絡する
新しい転職エージェントに登録した場合も連絡をした方がいいでしょう。それぞれ転職の進行状況を合わせたり、情報や応募する企業が被らないようにするためにも早めに伝えてください。
最初は他社の利用を伝えるのは勇気がいるかもしれませんが、転職エージェント側にとっても複数利用は予想の範囲内です。他社の利用に対して嫌な顔をされることはないので、安心して伝えてください!
複数利用が負担になったときは絞っていい
複数利用をすることによるデメリットとして、「転職エージェントとのやり取りが増える」ということがあります。求職者は、登録した転職エージェントすべてと連絡を取らなければなりません。似たやりとりも多く、負担に感じることもあります。
負担が大きい場合はサポートを受ける転職エージェントを絞っても大丈夫です。その場合は、無理なく転職を進めていきましょう。
内定の回答タイミングはなるべく被らないよう調整する
転職する方の多くは複数の企業に応募し、内定が出た企業の中から転職先を選んでいくと思います。一気に返事をしていくのではなく、それぞれの企業の特徴などを考え、一つ一つの企業と向き合いながら返事をしていくのがいいでしょう。そのためにも、内定の回答タイミングはなるべく被らないよう調整してください。
また、万が一内定承諾した企業とのトラブルが起きた時に備え、回答のタイミングをずらした方がいいでしょう。
複数内定をもらった時は早急に結論を出し連絡する
あなたの才能が認められ、複数の企業から内定をもらった場合、じっくり考えたいですよね。通常内定の回答期限は1週間から10日ほどです。回答の延期はできますが、2日〜1週間程度です。
1日で決める必要はありませんが、返事などにかかる時間も考慮するとなるべく早めに結論を出しましょう。
転職エージェントの担当者には、こまめに連絡しましょう。
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他社状況を伝えるときの例文紹介
他社状況報告の必要性は理解できても「実際にはどのように伝えたらよいのか?具体的な報告イメージが思い浮かばない」と悩む人もいるでしょう。
ここでは、他社状況を伝えるときの例文(メール文)をケース別に3つ紹介します。メ―ル以外の方法(電話、対面など)で伝える際にも応用できますので、参考にしてくださいね。
他社経由で応募した場合
他の転職エージェントを通して応募したことを報告する際には、以下の2点を簡潔に伝えましょう。
- 応募先の企業名
- 選考状況(例:面接結果待ち)
他社経由での応募を伝える例文
件名:他社からの応募状況のご連絡
【本文】
□□エージェント ◇◇様
お世話になっております。
〇〇(自分の名前)です。
いつも親身に対応していただき誠にありがとうございます。
このたび、他の転職エージェントを通して株式会社△△△に応募しました。現在は書類選考中の段階です。
なお、私は引き続き貴社のサポートを受けて転職活動を進めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
他社経由で内定もらって迷っている場合
転職エージェントから応募した企業が現在選考中で、他の転職エージェント経由で応募した会社から内定があった時には、内定を受諾すべきか判断に迷うこともあるでしょう。
他社からの内定通知に迷っている時、まだ選考中の企業に対して面接の日程を早めるよう転職エージェントを通して働きかけてもらうための例文を紹介します。
他社経由での内定に迷った時の例文
件名:△△△社様の最終面接日程調整のご相談
【本文】
□□エージェント ◇◇様
お世話になっております。
〇〇(自分の名前)です。
現在、貴社を通して応募・選考中の△△△社様の件でご相談がございます。
先日、他の転職エージェント経由で応募した企業から内定をいただきました。
しかし、私は△△△社様の方が好条件であり大変魅力的と感じていまして、上記の企業からの内定を承諾するか否か悩んでおります。
つきましては、△△△社様の最終面接日程を「◎月◎日以前」に早めていただくことは可能でしょうか?
上記の企業に対する内定の回答期限は◎月◎日であることから、この日までに△△△社様の最終面接を終えて、2つの企業を比較検討したいと考えております。
◇◇様には大変お手数をおかけして恐縮ですが、最終面接日程の調整をよろしくお願い申し上げます。
他社経由で転職が決まった場合
利用している別の転職エージェントには、他社経由で転職が決まったことを伝えるとともに退会を申し出ましょう。
特に、別の転職エージェントから応募した企業での選考が進行中の場合は、その転職エージェントにはできるだけ早く連絡してください。連絡時には、「転職エージェントからの退会」と「現在進められている選考からの辞退」を伝えましょう。
転職エージェントへの退会連絡の際には、これまでのサポートへのお礼と感謝の気持ちも伝えてくださいね。
他社を通して転職が決まった時、転職エージェントに退会を伝えるための例文を紹介します。
他社経由で転職が決まった時の例文
件名:退会のお願い
【本文】
□□エージェント ◇◇様
お世話になっております。
〇〇(自分の名前)です。
日頃から転職活動のサポートをしていただき誠にありがとうございます。
このたび、他の転職エージェントを通して応募した企業からの内示を承諾し、転職を決めました。
このため、貴社からの退会をしたいと思い、連絡いたしました。また、貴社を通して応募した企業での選考が現在進行中ですが、この選考につきましては辞退させていただきます。
つきましては、貴社からの退会と進行中の選考からの辞退のためのお手続きをしていただきますようお願いいたします。
◇◇様(担当者名)には、お忙しい中これまで親身になって私の転職活動をサポートしていただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
例文を応用すれば、簡単に他社状況の報告が作れますよ!
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まとめ
転職エージェントの複数利用時には、自分と転職エージェントとの間で他社状況を共有することが大切です。
他社状況を転職エージェントに知らせる際には、本記事で紹介した5つのマナーと例文をぜひ参考にしてください。
転職エージェントを上手に活用して転職成功をめざしましょう。
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