現職の収入に満足できず、転職で年収アップを目指す場合、どの程度の収入増が見込めるのでしょうか。
「転職で年収100万円アップできる?」
「年収アップできる方法を知りたい」
このような悩みを抱えている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、年収を100万円アップさせる方法について解説していきます。
年収アップできた人の割合や、転職しない場合に年収100万円アップまで何年かかるかなど、年収アップについての情報をまとめました。
これから転職活動を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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転職での年収100万円アップは簡単ではない
年収アップさせた人の割合をデータでまとめました。
年齢層ごとの傾向をみて、今後の参考にしてください。
転職での年収1割以上増は約4人に1人
厚生労働省が公表した「令和4年雇用動向調査結果の概況(p16)」によると、前職の賃金に比べ1割以上増えた割合は25.4%となっています。つまり、約4人に1人が転職によって年収を1割以上増やしているということです。
転職入職者の賃金変動状況別割合
年齢 | 増加 | 1割以上の増加 | 1割未満の増加 |
19歳以下 | 47.8% | 33.8% | 14.0% |
20~24歳 | 40.5% | 31.2% | 9.3% |
25~29歳 | 45.6% | 33.1% | 12.5% |
30~34歳 | 39.4% | 26.9% | 12.6% |
35~39歳 | 44.9% | 31.2% | 13.7% |
上記の表は自営業からの転職者を含みません。
19歳~39歳までは4割前後の人が、転職によって賃金を増加させています。40代に入ると増加割合は4割を切り、徐々に下がっていく傾向でした。
年収300万の場合、約33%増
仮に年収300万の人が年収を100万円アップさせたとしたら、年収の増加幅は約33%増ということになります。一般的に転職による年収アップは「5~10%」が相場とされていますので、33%も増やすのは相当難しいことが分かるでしょう。
一般的に年収300万円は非管理職であることが多く、いきなり年収が100万円も上がるようなことはほとんどありません。
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転職しない場合、年収100万円アップは何年かかる?
平均昇給率から転職しない場合の年収100万円アップにかかる時間を計算していきます。
どれくらいの時間がかかるのか見ていきましょう。
日本の平均昇給率
経団連が2022年7月27日に発表した「2022年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果」によると、2022年の大手企業の平均昇給率は2.27%でした。
同じく中小企業の昇給率は、経団連が2022年8月9日に発表した「2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」のデータから、2022年の中小企業の平均昇給率は1.92%でした。
昇給率2%の場合、100万増に20年かかる
経団連のデータの平均昇給率は、大手企業で2.27%、中小企業で1.92%でした。
昇給率を平均2%で計算し、入社時の月給が20万とした場合、20年後には約291,363円となります。賞与・手当を除いた年収換算で1,096,356円増となるため、転職しない場合、年収100万円アップには約20年かかるということです。
この値は、あくまで平均値から求めたものなので、当然昇給の速さには個人差があります。職業による違い、地域による違いも大きいことを覚えておきましょう。
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転職で年収100万アップを実現するために必要なこと
年収を100万円アップさせる為に必要なポイントを紹介します。
自分の市場価格と、業界の情報を幅広く集めることが重要です。
自分の市場価格を知る
転職で年収を上げるためには、自分の市場価格を知ることが大切です。現在の年収と比較して適正年収の方が高いなら、転職による年収アップが見込めるということになります。
重要なのは「自分を過小評価しすぎないこと」です。現職での規定で年収が決まっていますが、もっと高い賃金を出してくれる企業が見つかるかもしれません。年収を上げようという意識を持ち、できるだけたくさんの情報を集めてください。
成長が見込める業界を選ぶ
自分の市場価格を知ったら、これまでのスキルや経験と企業のニーズにマッチした求人を探しましょう。多くの企業が転職者に求めているのは、「幅広い経験を持つ人材」よりも「ニーズにピンポイントな人材」です。
また、成長が見込める業界を選ぶと、年収をアップしやすい傾向があります。成長が期待できる業種は以下の通りです。
成長が見込める業種
- 専門商社
- 人材サービス
- 金融
- 建設・不動産
- 総合商社
これらの業種への転職を狙って情報を集め、「自分のスキル・経験」と「企業のニーズ」がマッチする求人を探してみましょう。
転職エージェントを利用する
自分だけで転職活動を進めるのが難しい場合には、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。転職を希望する相手企業との年収交渉も代行してくれるため、自分で交渉するよりも有利に話を進めてくれるでしょう。
ただし、全てを任せてしまうのは良くありません。自分の市場価格や、業界の給与水準を調べておき、現実的なラインを決めてから年収交渉を進めてください。
現職の年収を多めに申告するなど嘘の申告は避け、未経験分野への転職は年収が下がってしまうことにも注意しましょう。
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まとめ
転職で年収を100万円アップさせる方法について解説しました。厚生労働省のデータでは1割以上の年収アップを成功させた人の割合は25.4%でした。39歳以下の割合が多い傾向です。昇給率2%で計算した場合、転職せずに年収100万円アップさせるには約20年ほどかかります。
また、転職で年収100万円アップを実現するためには、自分の市場価格を調べて成長が見込める業界を選択することが大切です。
もし、自分だけでの転職活動に限界を感じたなら転職エージェントを利用しましょう。企業との年収交渉など、手厚いサポートを受けられますのでぜひ検討してみてください。
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