既卒と第二新卒の違いが知りたい!それぞれのPRポイントを解説!

転職や就職をしようとするとき、「既卒」や「第二新卒」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。ですが、既卒と第二新卒の違いがわからない方もいるのではないでしょうか?

そんな方に向けて、この記事では既卒と第二新卒の違いを、定義を踏まえて解説します。また、それぞれのメリットやアピールするべきポイントも紹介しています。

就職・転職を考えている若手の方は、ぜひ参考にしてください。既卒と第二新卒の違いを理解したうえで、あなたのPRポイントを考えてみましょう。

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴

●アジア1位の人材会社JACへ新卒入社
●2社目で人材紹介事業の役員として4年経験
●現在は株式会社Neutralの代表(32歳)
●「将来のイメージ」を持てる転職支援
●支援人数を6名に絞り深く伴走するキャリア支援
●23年は、年間58名の友人紹介でキャリア相談
●家族:奥さん・1歳の子どもと生活しています

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既卒と第二新卒の違い

学校を卒業してからの就職・転職では、「既卒歓迎」や「第二新卒歓迎」などの表記をよく見ると思います。両者を混同しないように、それぞれの定義を見ていきましょう。

既卒とは

既卒とは、「学校を卒業したあとに一度も正社員として就職していない人」のことです。学歴は関係なく、高卒でも大卒でも既卒として扱われます。

たとえば、以下のようなケースが該当します。

既卒の例

  • 学校を卒業したあとに、フリーターになった人
  • 学校を卒業してから、働いたことがない人
  • 学校を卒業したあとも、就職活動を続けている人

今はフリーターでも、正社員として働いていた経験がある場合は、既卒には該当しません。卒業したあとに就職していれば、次に解説する「第二新卒」になります。

また近年では、厚生労働省が「卒業後3年以内の既卒者を、新卒枠で受け付けること」を企業に対して求めています。(参照:若者の募集・採用等に関する指針|厚生労働省)既卒であっても、卒業後3年以内であれば、新卒枠で採用する企業もあるということです。

このように「学校を卒業後、就職した経験がない人」が既卒です。ただし明確な定義はなく、企業によって扱いは異なります

第二新卒とは

第二新卒とは、「新卒で就職してから、3年以内に転職する人」のことです。大学だけではなく、高校や専門学校、大学院を卒業していても、第二新卒と呼ばれます。

ただし既卒と同じように、第二新卒にもはっきりとした定義はありません。そのため、卒業してから3年を過ぎていても、第二新卒として扱う企業もあります。

また「就職してから3年以内に辞める人」は、30%程度で推移しています。(参照:新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します|厚生労働省)つまり、入社後3年以内に退職する人は、珍しくないということです。

既卒のメリットとPRすべきポイント

既卒だと就職経験がないために不安かもしれませんが、第二新卒にはないメリットもあります。ここでは、既卒のメリットとアピールポイントを解説します。

メリットは入社までのスピード感

既卒はほかの企業に勤めていないため、採用後すぐに入社できることが大きなメリットです。

採用企業にとって、新卒採用の場合は卒業まで待つ必要がありますが、既卒であればすぐに入社できます。第二新卒の場合でも現職との調節が必要なので、入社までのスピード感は既卒のメリットといえます。

働いていない期間の説明をきちんとする

既卒は学校を卒業したあとに就職していないため、「働く意欲」を疑問視される場合があります。そのため、正社員として働いていなかった理由や、その期間に取り組んでいたことを、しっかりと説明することが重要です。

たとえば、以下のような説明ができます。

働いていない期間の説明例

  • ケガや病気で就職活動が難しかった
  • アルバイトで対人スキルを身につけた
  • 就職活動の反省を活かして、自己分析を徹底した

働いていない期間の説明はうそをつかず、正直に伝えましょう。もし難しい場合は、転職エージェントへの相談もおすすめです。

第二新卒のメリットとPRすべきポイント

第二新卒として転職するときは、アピールできるスキルの不足や、短期離職となる心配があるかもしれません。ここでは、第二新卒のメリットとPRポイントをお伝えします。

メリットは基礎的なビジネスマナー

第二新卒のメリットは、基本的なビジネスマナーが身についていることです。新卒で入社した場合はコストをかけて入社時研修を行いますが、短期間でも社会人経験があればビジネスの基礎が身についているため、基礎的な研修が不要になります。

ほかにも前職の企業風土に染まっていない点や、仕事の進め方がある程度わかっている点も、第二新卒のメリットといえます。若くてポテンシャルが見込め、社会人の基礎ができていることが第二新卒の魅力なのです。

前向きな転職理由を伝える

第二新卒は前職を短期離職しているため、「またすぐに辞めるのではないか?」という不安があります。そのため、前向きな転職理由を伝えることがより重要です。

転職理由はネガティブなことが多いのが事実ですが、以下のようにポジティブな理由に言い換えてみましょう。

転職理由の例

  • 人間関係が悪かった → お互いに高め合える環境で働きたい
  • 残業が多かった → メリハリをつけて働きたい
  • 仕事がつまらなかった → 専門スキルを高めたい

上記のように、「今度は続けてくれそうだ」と感じられる転職理由を伝えることが大切です。

既卒に比べて第二新卒の需要が高いといわれる理由

既卒と第二新卒のどちらが有利なのかは一概にはいえませんが、一般的には、第二新卒のほうが需要が高いといわれています。ここでは、その理由を解説します。

教育コストの削減が可能

先ほどもお伝えしたように、第二新卒は基礎的なビジネスマナーが身についています。そのため、入社時の研修があまり必要なく、採用後の教育コストが抑えられます。新卒だと教育コストがかかるため、第二新卒を含めた中途採用のみを行っている企業もあるぐらいです。

社会人経験のない既卒よりも、社会人としての基礎を習得している第二新卒のほうが需要が高いということです。しかし、既卒か第二新卒かは問わず、若い人材を求める企業もあります。

まとめ

この記事では既卒と第二新卒の違いや、それぞれのメリット、PRポイントを解説しました。

既卒は「卒業後に一度も就職していない人」のこと、第二新卒は「新卒で就職してから、3年以内に転職する人」のことです。ただし、どちらも法律などで決められているわけではないので、企業によって扱いは異なります。

既卒と第二新卒のそれぞれに違ったメリットがあり、アピールするべきポイントも変わります。両者の違いを理解して、あなたにあった転職・就職活動を進めていきましょう。

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