年収アップを転職理由にするのは危険?面接での伝え方を紹介!

転職理由として「年収アップ」と答えたくても、本音を伝えていいのか迷う方は多いことでしょう。

「正直に伝えてイメージが悪くなりませんか?」
「良い伝え方を教えてほしい」
というように考えている人がいるかもしれません。

そこでこの記事では、「年収アップを転職理由として伝える方法」について解説していきます。

転職理由は伝え方次第で、相手のイメージが大きく変わるものです。面接官が何を求めているのかを理解して、好印象な伝え方を覚えましょう。

年収アップを目的に転職活動を進めている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴(32歳)

●新卒でアジア1位の人材会社JACへ入社
●2社目で人材事業の役員4年
●(株)Neutral設立
●エージェント歴9年
向き合う転職支援を徹底
●奥さん・1歳の子供と生活

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年収アップを転職理由として答えてもいい

転職理由として、年収アップを伝えても問題はありません。

ただし、その根拠を提示する必要があります。

実際に年収アップを希望している人は多い

年収アップを希望するのは悪いことではなく、転職理由としては当たり前のものです。「現職での評価が不当である」と考えるなら、適正な収入を得るために転職活動していると伝えても問題ないでしょう。

「給料を上げたい」という転職理由が前向きに受け止められることが多いのは、営業職のような成果報酬型の職種です。「稼ぎたい=成果を上げたい」ということになるため、目標達成意欲が高いと評価されます。

一方、営業職以外の職種では「業務内容、社風、キャリアには興味がないのか?」と思われることもあるので注意してください。

年収アップの根拠が求められる

転職理由が年収アップでも問題がないとしても、根拠まで伝えないと意味がありません。また、面接官が知りたいのは「採用したときにどんなメリットがあるのか」ということなので、そのメリットを提示する必要があります。

「前職では、売上を△△万円上げました。」

など数字で示せる実績があれば、年収アップの希望がかないやすくなるでしょう。根拠に現実味があり、売上につながるものであれば、転職の成功率は上がるはずです。

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年収アップが転職理由だと危険といわれる理由

根拠のないアピールは、採用担当者に理解してもらえません。

採用活動にはコストがかかるため、企業は早期退職しない人材を求めています。

根拠不足がマイナス評価になる

年収アップを希望する根拠を明確に提示できない人は、「自分の利益しか考えられない人」という評価になってしまいます。年収アップを希望するなら、その収入に見合う根拠を説明する必要があるでしょう。

転職理由に「客観的な妥当性」があり、「他責思考になっていないか」を確認してから伝えるようにしましょう。

具体例

「入社してからサービス残業が常態化しています。人員を増やす要望を出しても受け入れてもらえませんでした。」

「現在月収19万程度ですが、上司に話を聞いたところ、5年後も収入が増える見込みがない状態です。」

現在働いている職場で正当な収入を得られていないと考えるなら、「成果が正当に評価される環境で働きたい」と伝えるのも良いでしょう。

早期退職を懸念される

年収アップだけを理由に転職活動を行っていると、企業は「また同じ理由で辞めてしまうのではないか」と考えることもあります。

企業が転職理由を確認する目的は、早期退職のリスクを確認するためです。これまでに「改善のために取り組んできたこと」や、「ポジティブな目標」を示して、企業の懸念を払拭する必要があるでしょう。

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面接で年収アップ転職理由として伝えるポイント

転職理由の伝え方ひとつで、相手のイメージは大きく変わります。

どのようなアピールが適切なのか見ていきましょう。

自身のスキルや経歴を具体的にアピールする

年収アップを希望するなら、それに見合ったスキルや経歴のアピールが有効です。

アピール例

「募集要項記載の○○の資格を保有していますので、△△万円程度の年収を希望します。」

「現職では来期昇進し、年収が△△万円程に上がる予定ですので、同程度の年収を希望します。」

マネジメント能力を付けることや、関連業務の資格を取得することも年収アップには効果的です。資格は自分の専門性を客観的に証明できるものなので、専門性が高い職種への転職に役立つでしょう。

応募先企業での貢献方法をアピールする

これまで培ってきたスキルや経験を、転職先の企業でどのように貢献できるのかをアピールしましょう。自分の強みとしていることもアピールポイントになります。

他には、スキルを習得するために努力したことや、問題を解決した経験など具体的な事例を入れると説得力が増します。

ただし、貢献方法として「社会貢献したい」と伝えるのはNGです。漠然とした言葉なので、何をしたいのかが伝わらないため、良いアピールとは言えません。

前職への愚痴にならないように注意する

注意点として、前の会社に落ち度があるような伝え方は避けましょう。人のせいにするような「他責思考」は良いイメージがありません。

ネガティブな転職理由はポジティブな内容に言い換えて伝えるのがポイントです。

残業が多い
残業が多いことが前職での課題でした。時間管理スキルを身につけ、効率的に業務を進めて行きたいと考えています。

収入が少ない
年功序列で昇給が難しい環境だったので、実力主義の企業で、正当な評価を受けられるようになりたいです。

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まとめ

年収アップを転職理由にする際の、面接での伝え方について紹介しました。「年収アップ」を伝えるのは問題ありませんが、根拠を提示しなければなりません。

根拠不足だとマイナス評価になる可能性があり、早期退職を懸念されるため、企業の不安を払拭できるような理由を伝えましょう。

伝えるポイントは自分のスキルや経歴を具体的に伝え、そのスキルを使ってどのように貢献するかアピールできると効果的です。

前職の愚痴にならないよう、ネガティブな要素はポジティブな内容に変換して伝えるように注意してください。

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