【ITエンジニアの転職】ポートフォリオはどう作る?基本の作り方を解説!

最近ITエンジニアの転職で、ポートフォリオという言葉をよく耳にするようになりました。

しかし、未経験者の転職ではアピールできるものがなく、ポートフォリオの作成に苦労している方が多いのかもしれません。

ポートフォリオとは、自分にできることや、どこを目指しているのかを分かりやすくまとめたものです。ハイスキルなものである必要はなく、あなたの能力を採用担当者に伝えられれば問題ありません。

この記事では、ITエンジニアへの転職を考えている方へ向けて、どのようなポートフォリオを作成すればいいのかを解説していきます。

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴

●アジア1位の人材会社JACへ新卒入社
●2社目で人材紹介事業の役員として4年経験
●現在は株式会社Neutralの代表(32歳)
●「将来のイメージ」を持てる転職支援
●支援人数を6名に絞り深く伴走するキャリア支援
●23年は、年間58名の友人紹介でキャリア相談
●家族:奥さん・1歳の子どもと生活しています

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ITエンジニアがポートフォリオを作るメリット

ポートフォリオとは、あなたの能力を伝えるものです。

自分にできることや、いま取り組んでいることを分かりやすくまとめましょう。

自身のスキルを明示できる

ポートフォリオを作る目的は、応募者の能力を示すことです。IT未経験であっても、以下のような要素をアピールできます。

ポートフォリオでアピールできること

  • 得意な言語やスキル
  • 自力でどの程度のことができるか
  • 操作性への気配り

転職する応募者の状況によって、ポートフォリオの重要性も変わります。例えば、エンジニア経験者の場合は、実務経験を重視します。そのため、職務経歴書を作り込めば採用に影響はありません。

しかし、未経験者がエンジニアへ転職する場合、実力を判断できる材料がないため、ポートフォリオでのアピールが重要になってきます。ネットで検索すればすぐに見つかるようなサンプルコードではなく、実際に動くものを見せられるといいでしょう。どのように考えて作ったのかを伝えられると効果的です。

面接での評価加点が期待できる

ポートフォリオを用意することで、面接をスムーズに進められる効果も期待できます。企業は仕事ができる人を求めているわけですから、ポートフォリオについて質問されることもあります。自分にできることについての内容ですから、そのぶん答えにくい質問が減るということです。

エンジニア未経験の人で、しっかりとしたポートフォリオを用意しているケースは多くありません。他の未経験者と差をつけるためにも、自分の能力を分かりやすく示せると、面接での評価加点につながります。

また、提出したポートフォリオの内容で、あなたのスキルや能力が伝われば、入社後のミスマッチを減らせるメリットもあります。採用する企業があなたの能力を正しく把握することで、能力に合った職場に配属されるため、入社後の活躍にも期待できるのです。

ポートフォリオに記載すべき内容とは

ITエンジニアのポートフォリオには、以下の項目を記載します。

  • 氏名
  • 経歴(学歴や職歴)
  • 得意な仕事や言語
  • 自分が作成したもの

一般的にクリエイター職で複数の作品をまとめたものがポートフォリオです。しかし、エンジニア職ではポートフォリオを扱うことが多くないため、人によって解釈が分かれます。複数の成果物をまとめたものや、プライベートの自主制作物をポートフォリオと呼ぶ人もいます。

エンジニア職でスキルをアピールする方法として、職務経歴書にGitHubのアカウントを記載してスキルや実績を示すことが多いです。また、実績やスキルが伝わるのであれば、他のアウトプット方法でも問題ありません。

ポートフォリオの基本的な作り方

これまでの説明でポートフォリオがどんなものが理解できたと思います。

ここからは、どのようにポートフォリオを作ればいいのかを解説していきます。

ポートフォリオで見せるシステムやプログラムを作成

ポートフォリオはあなたのスキルを証明することが目的のものです。見せるためのシステムやプログラムは、入社後に使いたい言語か、得意な言語を使うといいでしょう。

単一目的のものや、簡単なものでOKです。多くの機能を入れてしまうと、それだけ難しくなります。難しいものを作るよりも、きちんと動作することが大切です。入念にテストを行いましょう。

そして、制作した後は公開してください。Webアプリは運営側の審査なしで公開できます。無料の公開サービスもあるので活用してください。

ソースコードを公開する

アプリの作成で、どんなレベルのプログラミングスキルを持っているか、ある程度採用担当者に伝わります。

しかし、同じアプリでもどんな書き方をしているか言語によって異なることもあります。採用担当者に自分のスキルレベルを伝えるには、どんなコードを書いたのか見てもらう必要があるでしょう。

そのため、アプリだけではなく対応するソースコードを公開することも大切です。GitHubなら無料で利用できますので、登録して活用してください。

また、READMEとしてアプリの目的や使った技術、システムの構成図などを詳細に書いておくと、評価を得やすくなります。

作成理由や経緯をまとめる

アプリ製作とソースコードをアップしたら、以下のポイントをまとめてください。

ポートフォリオにまとめること

  • アプリの用途
  • アプリ作成の動機
  • 仕様技術、選定理由
  • こだわりのポイント
  • 苦労したこと

採用担当者は、多くの応募者をチェックするため多忙です。短時間でアピールするためには、上記の内容を書いておきましょう。

内容がしっかりとしたものであれば、「課題解決力があり、自ら改善する力がある」とプラスの評価を受ける可能性もあります。

スキルシートを作成し、レイアウトを整え公開する

スキルシート作成も効果的なアピール方法です。アピールにつながる情報は抜けなく簡潔に記載してください。採用担当者は忙しいので、シンプルな表現が好まれます。

スキルシートの内容

  • 氏名・略歴
  • これまでに学んだ技術
  • 得意分野
  • 現在学んでいること
  • 将来の目標、今後取り組みたいこと
  • 連絡先、SNSなど

情報をまとめたら公開してください。情報を確認できればどのようなサイトでも構いません。

Webエンジニアの場合は、情報に迅速にアクセスでき、見やすいことが重要です。ユーザーの視点に立ったレイアウトを意識しましょう。

まとめ

ITエンジニアのポートフォリオについて解説しました。ポートフォリオは採用担当者にあなたの能力を分かりやすく伝えるためのものです。何ができるのか正しく示せれば面接での評価加点も期待できます。

また、ITエンジニアのポートフォリオは、自分で作った成果物を公開してください。ソースコードや作った経緯なども一緒に説明できると、より高い評価を得やすいでしょう。

Webエンジニアの場合、ポートフォリオのレイアウトなども評価対象となりますので、しっかりと作り込んでください。分かりやすいポートフォリオを用意して、転職活動に役立てていきましょう。

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