転職履歴書の書き方!在職中の場合に気を付けるポイントを紹介!

働きながら転職活動を進めていく際に、履歴書の書き方が分からずに困っている人もいるかもしれません。

「在職中はどの欄に書けばいい?」
「退職する日が決まっていない」
などの理由で、どうすればいいのか迷っている方もいることでしょう。

そこでこの記事では、在職中の転職履歴書の書き方について詳しく解説していきます。

転職履歴書で覚えておきたいポイントをまとめました。退職予定日が決まっていない場合や、有給消化中の場合についても説明していますので、履歴書を作成する際の参考にしてください。

在職中の転職活動についても紹介していますので、これから転職したい方はぜひこの記事を読んでみましょう。

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴(32歳)

●新卒でアジア1位の人材会社JACへ入社
●2社目で人材事業の役員4年
●(株)Neutral設立
●エージェント歴9年
向き合う転職支援を徹底
●奥さん・1歳の子供と生活

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在職中の転職履歴書で覚えておきたい書き方のポイント

履歴書に書く内容を、在職中の方の場合で解説します。

必要な情報を簡潔に書くことがポイントです。

在職中は「学歴・職歴」の欄に書く

職務経歴書に就業状況を書く場合は「記入した時点の状況」を、学歴・職歴欄に記載します。働いている方は、職歴の最後に「在職中」か「現在に至る」と書きましょう。

社名だけではなく、職務内容などを書く場合には、改行してから書いてください。最後の行の右端に「以上」と書いて締めます。

前職よりも前に退職した会社があるなら、退職年月と一緒に「退職理由」も記載しましょう。詳細に書く必要はなく「一身上の都合により退職」と簡潔な文言で説明してください。

「在職中」と「現在に至る」は同義語

「在職中」とは、会社に勤務している社員であるという意味です。「現在に至る」は、現在その職場に在職していることを指します。どちらの言葉も、「会社に籍があり構成員として働いている」という意味ですので、使い分ける必要はありません。

「現在に至る」を使う場合には左に寄せてに書き、職務欄の最後に改行して右に寄せて「以上」と書きましょう。「在職中」を使うなら、会社名と同じ行に書き、改行して右寄せで「以上」と書きます。

ここで書き忘れがあったからといって、不採用になることはありません。しかし、ルールを守れない人材として印象が悪くなる可能性はあるので注意してください。

連絡可能時間と連絡手段は本人希望欄に記入

採用担当者はたくさんの求職者とやり取りしています。そのため、いつ採用担当者から連絡が来るか分かりません。特に働きながら転職活動している方だと、面接日の調整に苦労することもあるでしょう。

スムーズに連絡を取るために、あなたが連絡に応じやすい時間外や連絡手段を伝えてください。「備考欄」「本人希望欄」などの最下部に書くと分かりやすいでしょう。

退職予定日は職歴または本人希望欄に記入

企業はスケジュールを調整したいので、入社可能日がいつになるのか気にしています。そのため、退職する予定日が分かっているなら「職歴欄」か「本人希望欄」に書きましょう。

職歴欄に書く場合

  • 現在に至る(20××年×月×日退職予定)

本人希望欄に書く場合

  • ×月×日に退職予定。〇月〇日から勤務可能です。

退職予定日が決まっていないなら書く必要はありません。

杉井

履歴書は事実だけを記載する書類ですので、確定している情報のみ伝えてくださいね。

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退職予定日が決まっていない場合の対処方法

退職する日が決まっていないときのポイントを解説します。

引継ぎなどを考えて早めに行動し、退職日が未定なら無理して書かないことが大切です。

退職希望日の約2か月前に上司に相談する

退職を申し出るタイミングは、余裕を持たせて約2か月前には上司に相談しておきましょう。民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)」では、2週間前までに退職を申し出れば良いとされています。

しかし、会社では業務の引継ぎや人員確保が必要になるため、退職が決まった時点で早めに申し出るとトラブルになりません。

スムーズに退職したいなら余裕を持って行動してください。調整が可能であれば繁忙期を避け、気持ちに余裕がある閑散期のタイミングで伝えるのがベストです。

杉井

現職への配慮を忘れないようにしましょう!

退職予定日が決まっていない場合は書かない

中途採用の場合「いつから勤務できるのか」は重要なポイントです。欠員補充のために求人を出しているなら、すぐにでも稼働できる人を必要としています。そのため、入社可能日は採用するうえで、判断の比重が大きくなる場合があるでしょう。

しかし、決まっていない日付を書いてしまうと、予定日に入社できなかったときに相手企業に迷惑がかかります。まだ決まっていないなら無理に日付を書く必要はありません。履歴書には事実のみを正確に記載するよう心がけてください。

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有給消化中の表記方法

有給を消化中のときの書き方はどうなるのか解説します。

会社に出社していないとはいえ、在職中ではあるので有給消化が終わった日を退職予定日として書きましょう。

有給消化中も在職中と表記する

履歴書を提出した日が、有給消化中の場合には「在職中」と書きます。有給休暇とは、雇用主と労働者が雇用契約を結ぶことで得られる権利です。退職後に有給を取ることはできません。

退職届に記載された日が退職日になり、雇用保険の契約満了日も退職日と同じになります。

杉井

有給休暇中は「在職中」となるため、退職日と最終出社日は異なるので注意してください。

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在職中の転職活動の3つのコツ

在職中の転職活動には時間制限があり、時間の確保に苦労している方も多いのではないでしょうか。

ここでは転職活動のコツを3つに分けて紹介します。

メリットは金銭面の不安が小さい

働きながら転職活動を進める場合、安定した収入がありますので「経済的な不安が小さい」というメリットがあります。

金銭面のプレッシャーがなく、職歴にブランク(空白期間)ができないため、企業側からの印象も良くなります。

さまざまな職場を検討した結果、転職するのをやめて今の職場で働き続けるという選択肢も残っており、余裕を持って転職活動を進められるのもメリットです。

デメリットはスケジュール管理が難しい

在職中の転職活動では仕事が優先となるため、面接日の調整に苦労する方が多いです。

提示された面接日に現職の仕事がある場合や、他社の面接日と重なって出られない可能性もあるでしょう。

面接日の変更を何度もお願いしていると、面接を見送られてしまう可能性もあるため注意が必要です。

また、現職の退職で引き留めにあい、想定よりも退社に時間がかかってしまうケースもあります。

そのため、引継ぎ期間などもスケジュールに織り込んで計画を立てましょう。

ゴールを決めて効率的に行う必要がある

転職活動を効率よく進めるには、最初にゴールを決めることをおすすめします。ゴールから逆算してスケジュールを組み立てることで、無駄のない計画を立てられるでしょう。

転職でのゴールとは、「転職期限・活動期間・希望入社日」のことです。一般的に転職活動には3か月程度かかるといわれているため、そこから逆算して計画を立ててください。

複数の会社へ応募すると活動期間を短くできますが、会社の数だけやることが増えるため注意しましょう。

杉井

ご自身の使える時間を考慮して進めてくださいね。

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まとめ

在職中の転職履歴書の書き方を紹介しました。「必要書類を不備なく揃える」ことも、採用担当者はチェックしていますので、書き方を覚えルールに沿って正しく記載しましょう。

履歴書には事実のみを記載する書類です。退職予定日が未定の場合には、無理に書く必要はありません。有給消化期間は「在職中」となるため間違えないようにしてください。情報は簡潔に伝えることを心がけ、読みやすい履歴書を作成しましょう。

在職中の転職活動では収入が安定するメリットがある反面、時間の確保が難しいというデメリットもあります。

最初に転職のゴールを決めてから計画を立てると、効率よく進められるでしょう。退職の引継ぎに困らないように、上司には早めに相談しておきましょう。

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