第二新卒はいつまでか知りたい!転職に有利な時期はある?ない?

転職でよく目にする「第二新卒」とは、いつまでなのでしょうか?

求人広告で見かけても、自分が該当するか判断できないため、応募に踏み切れないこともありますよね。

そこでこの記事では、第二新卒がいつまでなのか詳しく解説していきます。第二新卒の特徴や、企業がどんなことに期待しているのかも説明しますので参考にしてください。

また、第二新卒におすすめの転職時期についても紹介します。入社したい時期が決まれば、転職活動を始める時期も決まります。メリットを理解して転職活動を進めていきましょう。

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記事監修

株式会社Neutral
代表取締役 杉井俊貴(32歳)

●新卒でアジア1位の人材会社JACへ入社
●2社目で人材事業の役員4年
●(株)Neutral設立
●エージェント歴9年
向き合う転職支援を徹底
●奥さん・1歳の子供と生活

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『第二新卒はいつまで』には明確な定義はない

第二新卒の扱いは、企業によってさまざまです。

一般的に、第二新卒とはどういう人材なのかを説明します。

新卒入社で2~3年勤務した人

新卒で入社した会社を2~3年勤務した後に転職活動をしている人、または、卒業後に入社せずに2~3年経過してから転職活動をする人を「第二新卒」と呼びます。

年齢にすると、4年制大学の場合は23~25歳、大学院卒であれば25~27歳です。明確な定義がないため企業によって判断基準は異なります。20代中盤の若年層とすることが多く、新卒と同様に将来性を期待して採用されています。

高卒でも院卒でも第二新卒として転職可能

第二新卒とは、学歴に関係なく学校卒業後3年以内の人材のことです。

20代の若手を採用したい場合に、「第二新卒歓迎」と募集要項に記載する場合もあるため、第二新卒の解釈が広い企業もあります。共通しているのは「職務経験があること」を前提としている点です。

一般的な第二新卒の定義

  • 高校・大学・大学院を卒業後3年以内
  • 職務経験がある
  • 転職が初めてである

上記のような人材が第二新卒として転職可能です。企業によって解釈が異なりますので、転職活動をする際には、求人情報をよく確認しておきましょう。

第二新卒の転職市場における特徴

第二新卒がどんな評価を受けているのかを、新卒・中途採用と比較します。

企業がどこに期待しているのかを理解し、適切にアピールしましょう。

新卒に比べて社会人経験を評価される

第二新卒は新卒と比べて社会人経験を積んでいるため、基本的なビジネスマナーが備わっていることが強みとなります。

企業としては基礎教育を省いてすぐに実務に入れる即戦力に近い存在として期待されています。一度会社を辞めていることから企業研究をしっかりと行う傾向があり、ミスマッチも少なくできるため企業からの需要が増えているのです。

中途採用よりポテンシャルで評価される

中途採用と比較した場合、経験よりもポテンシャル面で採用されることが大きな違いです。

新卒採用は時期が決まっていますが、第二新卒は一年を通していつでも採用できます。新卒と同等のポテンシャルを持っていることも需要が高まっている要因です。

第二新卒として転職活動をしている求職者は、仕事への意欲が高いことが特徴です。社風に馴染みやすく、成長性が高いと考えられています。

転職は各年代に求められているものを理解して決める

新卒・第二新卒・中途でそれぞれ何が求められているのかを解説します。

それぞれの違いを理解して、強みをアピールしましょう。

新卒・第二新卒・中途で求められるものが異なる

新卒採用とは、大学に在学しながら選考を受け、卒業と同時に入社することです。入社時期が決まっており、新人を一から教育することを前提としています。コミュニケーション力や協調性、誠実さなどが求められます。

第二新卒は、経験が浅い人を採用して育てることが目的です。基本的な教育が終わっているため、教育コストを下げられることが企業にとってのメリットとなります。基本的なビジネススキルや、仕事に対しての高いモチベーションが求められるでしょう。

中途採用は、第二新卒にあてはまらない30代から上の年齢層です。即戦力となる経験やスキルが必要です。40代であればリーダーシップや解決力なども求められます。

第二新卒で転職を目指すときにおすすめの転職時期

第二新卒の転職におすすめの転職時期が4月と10月です。

入社を目指す3か月くらい前から転職活動を始めるといいでしょう。

なぜこれらの時期がおすすめなのかを解説します。

4月入社を目指す

4月には新卒の入社が増える時期であり、第二新卒の入社を新卒に合わせるために求人が増える傾向があります。新卒と一緒に新人研修を受けられるため、会社からのフォローも手厚いのが特徴です。

初めて転職する第二新卒にとって、不安に感じることも多いでしょう。しかし、一緒に働く同期社員が多く、人間関係の構築がしやすいことから、第二新卒にはおすすめの入社時期です。

10月入社を目指す

企業によっては10月に人材募集を増やすケースがあります。7月頃には4月に入社した新人研修が一段落するため、人事のスケジュールに余裕が生まれます。そのため、7月~9月に第二新卒の募集が増えるのです。

10月入社を目指して応募してくる求職者は年齢や経歴もバラバラです。さまざまな属性の人と同期になれるため、視野が広がることにも期待できます。4月入社と違って研修などはありませんが、その分早く業務に取りかかれます。早く働きたい人にとって10月入社はメリットがあるでしょう。

まとめ

第二新卒の転職について解説しました。第二新卒には明確な定義はなく、その解釈は企業によってさまざまです。新卒と比べて、基本的なビジネススキルが身に付いていることが強みとなるでしょう。

社会人経験を積んでおり、新卒と同等のポテンシャルを持っているため、新卒と中途採用の間に位置する人材として、将来性を期待されているのが特徴です。仕事へのモチベーションや熱意をアピールできると、企業から評価を得やすくなります。

第二新卒で転職するなら4月と10月の入社を目指すのがおすすめです。転職を考えている方は、この記事の内容を参考にしてみてください。

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